『東邦大学医学部入試ー小論文・面接対策ー』

小論文について

時間:60分

 

形式:現代文1題

 

内容:2014年から傾向が変わり、実験データの読み取り問題や見解の違いに関する問題、段落整序問題、接続詞問題、要約問題(200字以内)などが出題されるようになった。さらに、2016年度から小論文が廃止され、基礎学力試験に変わり、数的処理や文章理解などが出題されるようになった。

 

対策:数的処理や文章理解などについては、公務員試験やSPIなどを参考にして作問したであろう問題が出題されると予想されるので、公務員試験やSPIの過去問に挑戦してみよう。

面接について

時間:①5分×4回 ②15~20分

 

形式:①個人面接 ②グループ討論

 

内容:①絵や写真をみたり、ある場面設定がされている状況下で演技をする。その他に、高校生活、人間関係、模試の活用方法、電子カルテのメリット、婚外子の財産相続に関する憲法改正、臓器移植、日記のメリット、事実婚夫婦が体外受精をすることの賛否など。②少人数の弱小野球部の問題点と解決策、部活動のグラウンドの割り振り、献血者の人数減少の原因と解決策など。

 

対策:個人面接では、ある程度、キーワードは準備しておいて、あとはその場でキーワードをつないで考えながら話すようにするとよい。事前に暗記したセリフを棒読みするのはナンセンスなので、その場で悩みながらも自分の言葉で必死に説明するように心がけよう。学校や予備校などで、あからさまに対策をしてきました、みたいな印象を試験官に与えると評価は下がると思ったほうが良い。試験官は受験生に意外な質問をしたり、突っ込んだりすることで、揺さぶりをかけてくるので、落ち着いて真摯に答えるようにすること。グループ討論では、最初に自己紹介をしてから、与えられた課題文について受験生同士で話し合ったうえで、全体の結論を決めて試験官に報告する。その際重要なことは、周りの話したことをしっかり聞くこと。そのうえで、周囲の人たちとの共通点や相違点を意識しながら、自分の意見を述べるようにするとよい。ただ、アピールしようとして自分のことばかりを話すのは悪印象を与えるので要注意。

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